NPO法人子どもとアーティストの出会いはTOA(ティーオーエー)株式会社と協働し、小中学生を対象とした無料音楽ワークショップシリーズ「TOA Music Workshop 2008」を開催いたします。プロの音楽家と約200名の子どもたちが共同で創り出す、新しい即興音楽パフォーマンスにご期待ください。
本企画は、TOAの社会貢献・メセナ活動の一環として、小中学生を対象に2005年度より展開する、音楽を主とした体験型のプログラムです。音楽を自由に聴き、感じ、体で表現する体験を通じ、子どもたちの感性を刺激し、創造力を高めて新たな価値観を得る機会の提供を目的としています。生徒・児童は、総合学習などの授業の一環として、学校の学年単位で参加。今年度は関西地区の学校3校が公募により選出されました。
芸術家によるワークショップ形式の授業は、一般的には少人数、長時間で行うことが主となっています。授業時間の減少に伴い芸術文化に関する割当時間が削減される現状を踏まえ、本企画ではより学校側が参加しやすいプログラムづくりを目指す意図から、短時間(2時間完結型)、多人数(最大200人)での実施を行います。実施にあたっては、会場である自社ホール「ジーベックホール」での照明・音響設備を活用したワークショップと、実施校体育館に音響機材・楽器を運び込み、学校側の参加しやすさとプログラムの質の高さを両立させる「出張ワークショップ」を行います。
【概要】
2008年度は、『もっとひらいて!もっとはずんで!』をサブタイトルとして設定し、「心を開いて音楽に向き合うこと」「音楽を通して自分を表現すること」をテーマとしました。アーティストのリードのもと、参加生徒・児童は、リラックスした状態から音楽に参加し、アジア・アフリカの音楽をベースにしたリズムワークショップを体験します。アーティストは、生徒・児童の音楽的感性を引き出しながら音を集約し、作品として組み立てていきます。ワークショップ最終工程では、「全員参加による即興ライブパフォーマンス」として上演します。
この「非日常化」により、生徒・児童の高揚感を高め、パフォーマンスに対する心理的な抵抗を取り除き、日常の中では発揮しがたい音楽的感性や表現力を引き出す効果を狙います。結果として、自分自身や周囲の人々の新たな面を発見するなど、より印象的な体験となることを目指しています。なお、ワークショップを担当するのは、ガムラン奏者のHANA★JOSS(はな じょす)、民族音楽ユニットのUOOMOO(うーむー)です。
企画名 TOA Music Workshop 2008 ~もっとひらいて!もっとはずんで!~
主催 TOA株式会社
企画・制作 NPO法人子どもとアーティストの出会い、株式会社ジーベック
開催場所 ジーベックホール(神戸市中央区港島中町7-2-1)または、参加校体育館
開催日・参加校等 下記参照
参加音楽家 HANA★JOSS(はな じょす) ガムランユニット
UOOMOO(うーむー) 民族音楽ユニット
(※出演者は変更になる可能性があります)
見学 可(事前申込制。音楽、教育、その他関係者に限る)
【プログラムの詳細】
日程:11月5日(水)10:45~12:15
対象:宝塚市内の公立小学校 児童約240名/小学校4年生及び6年生
会場:同校体育館
日程:11月6日(木)13:30~15:00
対象:大阪市内の公立小学校 児童約70名/小学5年生
会場:ジーベックホール(神戸市中央区港島中町7-2-1)
日程:12月12日(金)13:45~15:15
対象:尼崎市内の公立小学校 児童約200名/小学5年生及び6年生
会場:同校体育館
*開催場所詳細は、下記【お問合せ先】まで、お問合せください。
【プロフィール】
HANA★JOSS (はな じょす/ROFIT IBRAHIM・佐々木宏実)
2002年11月にインドネシアジョグジャカルタで結成されたガムランユニット。ジャワ島中部のガムランと影絵芝居ワヤンの上演、ガムランの新曲製作、また他ジャンル楽器とのコラボレーションなど出会いを求めて笑いや感動を模索しながら2005年より京都を拠点に活動中。
UOO MOO (うー むー/夏秋文彦・中北裕子)
1999年に結成。カリンバ、ディジュリドゥー、ジャンベ、ウドゥドラム、口琴、鍵盤ハーモニカ等、数々の楽器を操りその独特な”リズム”、”メロディー”、そして”倍音”の絡み合う国籍不明音楽世界をクリエイト。 “地球の音を丸ごとこねてころがして”をキャッチフレーズに多種多様のエッセンスを取り入れ新しい音楽をつくり出している。
【お問合せ、見学・取材申込先】
本件に関するお問い合わせは、NPO法人子どもとアーティストの出会い(イデガミ)までお願いいたします。