NPO法人子どもとアーティストの出会いは、TOA株式会社(本社:神戸市、井谷憲次社長)と協働し、トライやる・ウィーク(注1)の受入企画として、中学生とプロの音楽家の共同創作にコンサート「循環 -水の旅-」を開催いたします。生徒の受入期間は2014年12月1日から12月5日、コンサート本番は12月5日(金)18:30より開演いたします。
TOAは、企業メセナ活動の一環として、1998年のトライやる・ウィーク初年度より、神戸市立港島中学校の生徒を受け入れ、プロの音楽家と中学生による音楽創作活動を行っています。今年は、即興音楽家・パーカッショニストのAKI-RA sunrise氏をゲストに迎え、ハングドラム(注2)を始めとした様々な打楽器、吹奏楽器を使ったオリジナル作品を創作します。
最終日のコンサート衣装は、同じポートアイランドに本社のあるアパレルメーカー株式会社ワールドのトライやる・ウィークの中で制作されます。TOAとワールドでは、2010年度からトライやる・ウィークにおける連携をスタート。双方の事業領域を活かした二つの社会貢献活動が、学校を核として結びつき、ひとつの作品となる事例となります。
プロの音楽家による導きが、生徒の豊かな表現力を開花させていく5日間。
最終日のコンサートにご来場のうえ、ぜひ生徒たちの取り組みの成果をご覧ください。
【開催概要】
主 催:TOA株式会社
特別協力:株式会社ワールド
企画制作:株式会社ジーベック、NPO法人子どもとアーティストの出会い
受入期間:2014年12月1日(月)~12月5日(金)
活動場所:TOA本社ビル内各施設(神戸市中央区港島中町7-2-1)
<島っ子(注3)コンサート 循環 -水の旅->
日時:2014年12月5日(金) 開場18:00 開演:18:30
入場:無料(予約不要)
場所:TOAジーベックホール(神戸市中央区港島中町7-2-1)
http://www.toa.co.jp/profile/network/map/toa_kobe.htm
出演:神戸市立港島中学校2年生6名
AKI-RA sunrise(アキーラ・サンライズ)/即興演奏家・パーカッショニスト
昨年度のトライやる・ウィーク活動風景をはじめ、TOA株式会社の企業メセナ活動については
TOAホームページ内「TOA Meet! Music! Concept」をご覧ください。
TOA Meet! Music! Concept
http://www.toa.co.jp/mecenat/culture/approach/tmmc.htm
【アーティストプロフィール】
AKI-RA sunrise(アキーラ・サンライズ)/即興演奏家・パーカッショニスト
京都出身。京都在住。小学校の時には和太鼓に出会い、演奏し低音の響きの洗礼を受ける。後、高校生にドラムセットを始め、卒業後、スペインに旅に行った際にアフリカの打楽器ジャンベに出会い、様々な人種の人々と言葉を超え、音楽で繋がれることを体感し、ストリートライブを始める。ハングドラム、自作水楽器、 リサイクル楽器(浮きドラム、チャカポコetc)製作、演奏。多種多様な新古の楽器を織り交ぜ独自のスタイルで演奏する。
地球上、7割の海、3割の陸、人体、7割の水分、血液、3割の肉体、臓器、骨。水を感じる、それは地球を感じること。そして様々な(意識)によって水の変化が生まれる。 当たり前にある水をもう一度その美しさ、おもしろさを音や視覚で意識しなおしてもらえたらとライブやワークショップで活動している。打楽器、自作水楽器を中心とした即興音楽、体感即興演奏ワークショップ、水をテーマにしたサウンドインスタレーション、様々な種類のダンサー、ペインターとのコラボレーション等、国内外で活動中。楽器、音そのものが持つ可能性、原理、源を探求し音楽活動をしている。
<注釈>
注1:トライやる・ウイークとは?
阪神・淡路大震災、神戸連続児童殺傷事件を機に、1998年より始められた兵庫県が行う全県的な教育行事。全公立中学校2年生が対象で、期間中生徒は学校に登校せず、近隣の企業や施設で社会体験を行う。生徒にどのような体験をさせるかは、受け入れ側に一任されている。
注2:ハングドラム
スイスのPANART社により2000年に生み出された楽器。 ハングはスイスの言葉で手を表し、表はカリブのスチールパン、裏はインドの壺太鼓、ガダムのような音がする。
注3:島っ子
中学校所在地の「神戸市中央区港島中町」は、ポートアイランドと呼ばれる人工島に位置している。 島内では、生徒・児童は自らを「島っ子」と称している。