100名以上の小中学生による、即興音楽パフォーマンス体験 『TOA Music Workshop 2010』開催のお知らせ

2010 年 10 月 6 日

NPO法人子どもとアーティストの出会いは、TOA株式会社(ティーオーエー株式会社/本社:神戸市 井谷憲次社長)と協働し、社会貢献・メセナ活動の一環として、小中学生を対象とした無料音楽ワークショップシリーズ「TOA Music Workshop 2010」を開催いたします。プロの音楽家・ダンサーと100名以上の子どもたちが共に創り出す、新しい即興音楽パフォーマンスにご期待ください。

 本企画は、TOAの社会貢献・メセナ活動の一環として、2005年度より小中学生を対象に展開する、音楽を主とした体験型のプログラムです。音楽を自由に聴き、感じ、体で表現する体験を通じ、子どもたちの感性を刺激し、創造力を高めて新たな価値観を得る機会の提供を目的としています。生徒・児童は、総合学習などの授業の一環として、学校の学年単位で参加。今年度は関西地区の学校2校が公募により選出されました。

 芸術家によるワークショップ形式の授業は、一般的には少人数、長時間で行うことが主となっています。本企画ではより学校側が参加しやすいプログラムづくりを目指し、短時間(2時間完結型)、多人数(最大200人)での実施を行います。実施にあたっては、実施校体育館に音響機材・楽器を運び込み、学校側の参加しやすさとプログラムの質の高さを両立させる「出張ワークショップ」を行います。

【概要】

 2010年度は、『こころのリズム、カラダのきもち』をサブタイトルとして設定し、「音楽で心を解放し」「感じたことを身体で表現するとともに、他者の表現を知ること」、「非日常空間で、即興のリズムや動きから自由に新しい音楽をつくりだすこと」をテーマとしました。音楽家のリードのもと、参加生徒・児童は、リラックスした状態から音楽に参加し、ダンサーのリードにより、子どもたちが自由に身体を動かし、リズムを身体で表現することを体験します。アーティストは、生徒・児童の音楽的・身体的感性を引き出しながら表現を集約し、作品として組み立てていきます。ワークショップ最終工程では、「全員参加による即興ライブパフォーマンス」として上演します。
 この「非日常化」により、生徒・児童の高揚感を高め、パフォーマンスに対する心理的な抵抗を取り除き、日常の中では発揮しがたい音楽的感性や表現力を引き出す効果を狙います。結果として、自分自身や周囲の人々の新たな一面を発見するなど、より印象的な体験となることを目指しています。なお、ワークショップを担当するのは、韓国伝統打楽器、チャンゴ奏者の高庚範(こう きょんぼん)、コンテンポラリーダンサーの隅地茉歩+阿比留修一(すみじ まほ+あびる しゅういち)[セレノグラフィカ]です。

企画名:TOA Music Workshop 2010 ~こころのリズム、カラダのきもち~
主 催:TOA株式会社
企画・制作:NPO法人子どもとアーティストの出会い、株式会社ジーベック
実施場所:実施校校内施設
開催日・参加校等:下記参照 *参加料は無料
参加音楽家: 高庚範(コウ・キョンボン) チャンゴ奏者
隅地茉歩+阿比留修一(すみじ まほ+あびる しゅういち)[セレノグラフィカ] コンテンポラリーダンサー
見学: 可 (事前申込制。音楽、教育、その他関係者に限る)

【TOAのメセナ活動について】
 業務用音響機器の専門メーカーであるTOAでは、1989年より自社ホールであるジーベックホールを拠点に、音にまつわる芸術文化活動を推進してきました。1995年には、社団法人企業メセナ協議会よりその年に最も芸術文化に寄与した企業に送られる「メセナ大賞」を受賞しています。
 1998年からは、子どもたちに音楽の楽しさを伝える活動に注力しています。、これまでに、当社が主催する複数のワークショップシリーズには、延べ5000人を超える児童・生徒・教員が参加しています。また、企画制作の充実を目指し、2005年より教育と芸術に関する専門団体NPO法人子どもとアーティストの出会いとのパートナーシップにより、活動を行っています。なお、本活動により、特定非営利活動法人パートナーシップ・サポートセンターより、NPOと企業の優れた協働事例に送られる「第6回パートナーシップ賞」を受賞しています。
*社団法人 企業メセナ協議会 URL http://www.mecenat.or.jp/
*特定非営利活動法人パートナーシップ・サポートセンター URL http://www.psc.or.jp/

【プログラムの詳細】
日程:2010年10月8日(金)14:00~15:30 
対象:京都府八幡市内の公立小学校 児童86名/小学6年生
会場:同校体育館

日程:2010年10月12日(火)13:45~15:15
対象:兵庫県宝塚市内の公立小学校 児童114名/小学4年生
会場:同校体育館

【プロフィール】
高 庚範 (コウ・キョンボン)チャンゴ奏者
1998年、韓国伝統打楽器グループ「Shifa」を結成後、様々なイベントに出演。2002年、韓国伝統音楽をベースとしたユニットチーム「SANTA」に参加。国内外で活動を行う。また、大阪韓国文化院主催『2008 大阪府教職員研修』で伝統音楽担当講師をつとめるなど、韓国伝統音楽を広めるワークショップ等を精力的に行う。
URL http://music.geocities.jp/osaka_chango/

隅地 茉歩+阿比留 修一(セレノグラフィカ)  (すみじ・まほ+あびる・しゅういち)
コンテンポラリーダンサー
1997年、隅地茉歩(ダンサー、振付家)と阿比留修一(ダンサー)によって結成。なにげない動きを身体操作の観点で捉え直し、多彩な解釈を導き出す作品が持ち味。近年は幅広いジャンルの表現者とのコラボレーションを通し、デュエットの枠を超えた創作を展開している。国内外のダンス公演、アウトリーチ活動、一般・子ども向けワークショップ活動多数。
URL http://www.selenographica.net/

【お問合せ、見学・取材申込先】
本件に関するお問い合わせは、下記までお願いします。

NPO法人子どもとアーティストの出会い
〒604-8222 京都市中京区観音堂町466みやこ3階
Tel. 090-6731-8598 Fax.075-231-8607
e-mail:info(アットマーク)npo-kad.com
担当:イデガミ

2009年度の様子

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